2013年3月26日火曜日

かつお節発祥之地・印南町



かつお節発祥の由来
一、かつお節は印南漁民が開発したものです。徳川時代1600年の初期印南漁民は、船団をなし日向(宮崎県)方面に出漁していました。
二、1660年万治3年印南漁民初代甚太郎は、土佐(高知県)足摺岬沖に、豊富な鰹漁場を発見し、以来船団は年々通漁してその地に仮住まいの上、かつお節の製造を行いました。
三、1674年延宝2年二代目甚太郎は、土佐清水の地で燻乾かび付け法による固乾改良土佐節を開発しました。
四、更に1781年天明元年、かつお節の達人印南与一は安房(千葉県)千倉町や伊豆(静岡県)賀茂村安良里に、放浪改良土佐節の製法を伝え、安房節・伊豆節を改良しました。
五、以来百余年の通漁による操業も、1785年天明5年飢饉により土佐の地にその成果を残したまま引き揚げを余儀なくされてしまいました。
六、ここに甚太郎を讃え発祥の由来を記述し、印南漁民の功績を後世に伝えます。
七、甚太郎は印定寺にまつられ、またかつての製造用具は印南小学校郷土館に保存されています。
 印南町


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